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　「好きを詰め込んで設計した家には、ぴったり合う一生モノの家具を」。良質な無垢材を使用し、世界に一つだけの家具を生み出すオーダーメイド家具職人を父に持つ彩さん。ゼロからお客さまの希望通りの家具をつくり上げる父の姿に憧れ、店を継ぐため修行中である。「無垢材で作ったオーダー家具は、いつでも手直しが出来ます。傷や割れさえも何代でも受け継ぐことが出来る、家族の思い出の品になる。だからこそ妥協して欲しくないんです」。木材、サイズ、色、好みのものを選び、予算など相談しながら一緒に決めていく。「“オーダー家具は高い”というイメージでなかなか一歩を踏み出せない方も、遠慮なく希望を伝えて欲しい。まずはお話をしながら一緒に理想の家具を見つけましょう」。素材選びから仕上げまで一から手づくりだからこそ、量産品に近い価格で思い描いた家具を実現してくれる。また、山蔵の家具は天然オイルの塗料で仕上げる。伐採した後でも生き続ける木の呼吸を妨げず、木が持つ調湿や空気清浄の力を生かすためなのだそう。木と向き合い、どこまでもお客さまのことを考えた親子二代でつくる家具は、木とひとを繋ぐ、一緒に暮らせる家具だ。そんな家具が並ぶショールームで、毎年好評の「春の家具祭り」が4月3日から開催。この機会に、見て触って木の温もりを体感しに行こう。